治療の特徴
FEATURE
矯正歯科治療について

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1.患者さんとのコミュニケーション
矯正治療は普通のむし歯治療などとは違い、長期間にわたります。そこで一番必要となるものは、患者さんと矯正医の「信頼関係」だと考えています。
聞くこと、話すこと。あたり前のことをしっかり丁寧に行い、患者さんと心を通わします。そのようなコミュニケーションを通して信頼関係を構築していきます。 -
2.治療中のイメージ
矯正治療を行う際、「どのようなキレイな歯ならびに仕上がるか?」という治療後のイメージにばかり目が行ってしまいがちです。
しかし治療期間は年単位のものとなるため、「治療中の口元はどのような見た目になるか?」ということもしっかりと考えなくてはなりません。
もちろん白くて目立ちにくい矯正装置を使用しますが、それを装着した時のお顔はどのようになるのかをしっかりイメージしていただけるように、多くの写真で説明します。 -
3.治療のシミュレーション
専用カメラで歯と歯ぐきをスキャンして、3Dデータの立体モデルを制作します。そこからコンピューター上で、歯をどの位置にどのように動かせばよいか、最適な方法を検証します。
従来の経験と勘だけに頼った治療ではなく、積極的に最新技術を取り入れて、より良好な治療結果を目指します。
こんな症状の方へ

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すきっ歯
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被りすぎ
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出っ歯
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八重歯・でこぼこ
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離れた前歯
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受け口
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交差した歯
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開いた歯
子どもから大人まで対応

矯正治療は、子どもの歯やあごの発育に合わせて行うと非常に効果的です。お子さまの歯ならびが気になる方はご相談ください。
また成人の方の矯正も、もちろん対応しています。「矯正は子どもの頃にやるものだから……」と思いこまず、是非お気軽にご相談ください。
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子どもの矯正
小児矯正は、子どもの永久歯が生え揃う前の1期治療と、生え揃った後に行う2期治療に分かれます。
骨の成長過程で行うので、あごの骨も動かすことができます。あごを正しい状態にすることで、将来的な歯の育成が正しくなるように導くことができます。
子どもの将来の成長を、正しくサポートするという側面が大きい治療です。メリット
- 大人の矯正よりも効果的に治療を行える
- 歯を抜歯することなく治療を行える
- 将来的な歯の健康維持がしやすくなる
- 思春期を前にキレイな歯ならびを手に入れらる
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大人の矯正
成人矯正にも、もちろん対応しています。
もうすでに歯やあごの骨の成長が完了している大人の方には、矯正を開始する時期というものはありません。
性別、年齢、時期は一切関係ありませんので、どなたもお気軽にご相談ください。
発育をサポートする小児矯正と違い、成人矯正では美しい歯ならびを実現することをメインに治療を行います。
使用する矯正装置

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白いワイヤー矯正
当院では金属製の矯正装置は使用しません。白色のブラケットとワイヤーで治療を行いますので、治療中も口元で目立ちません。
※お口の中の状態によっては、治療時にアンカースクリューを使用する場合があります。 -
マウスピース矯正
外から見て、ワイヤーを使わない矯正方法のため、非常に目立ちにくいという特徴があります。
取り外しのできる、お手入れ簡単な透明タイプのマウスピースの形状の矯正装置を使用します。
治療に伴うリスクや副作用
- 最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~1、2週間で慣れることが多いです。
- 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
- 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
- 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。むし歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
- 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。
- ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
- ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
- 治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
- 治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
- 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
- 歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。
- 矯正装置を誤飲する可能性があります。
- 装置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
- 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
- 装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。
- あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。
- 治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせるとかみ合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。
- 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。